自宅やオフィスに防犯カメラを設置しようと思っても、種類がいろいろあって迷ってしまいますよね。防犯カメラは「映像を見ること」「録画すること」だけが役目ではなく、カメラの存在を知らせることで、被害を未然に防ぐという効果も期待できるものです。
屋内・屋外などの取付場所、撮影範囲、音声・録画の有無など、ポイントを押さえて選んでいきましょう。
まず、防犯カメラの設置場所は「何を」「どのように」見たいのか、設置する環境・状況によって決まるので、最適な製品はお客様によって異なります。そこでまず大切なのは、「お客様はどうして防犯カメラのご購入を検討されているのか」を明確にすることです。
玄関・庭・駐車場などの屋外、リビングや寝室などの屋内、どこに設置するかによって最適な防犯カメラのスペックは異なります。
たとえば、玄関やガレージなど屋外に防犯カメラを設置する場合は、防塵・防水性能を必ずチェックしましょう。
屋外に設置する防犯カメラは風雨にさらされることになるため、IP66等級以上ある商品がおすすめです。
防水規格については後ほど詳しくご説明するので、屋外に設置する防犯カメラをお探しの方は参考にしてください。
また、屋外に設置する場合は、太陽光で充電ができるソーラー充電機能搭載モデルもおすすめです。オフィスや自宅などの室内に設置するなら、動作検知・人感センサー機能があると便利。
動体検知は映像の中で大きな変化があった際に、映像に何か動きがあると判断し、人感センサーは赤外線や超音波などで温度を計測して人物や動物を判断します。閉店後や外出中など離れた場所にいても異常を知ることができるほか、不審な人が写ったときだけ自動録画をする設定にすれば、メモリ・バッテリー容量の節約にもつながります。
撮影する場所の広さ、撮影する目的などによっては防犯カメラを複数設置する必要があることも。例えば、広範囲を固定カメラで撮影しておきながら、別の遠隔操作が可能なカメラで不審な動きを察知したときだけ高画質&ズームで撮影するなどの活用方法もあり、シチュエーションによって最適な設置台数は変わります。
基本的には、撮影箇所が多く撮影範囲が広い場合は、そのぶんカメラの台数も増えると考えましょう。
1台のみ設置する場合は、防犯カメラとして撮影したい範囲をできるだけカバーする必要があるため、撮影角度の広いものがおすすめ。複数台設置する場合は、固定で一つの視点を撮影するものと、自由に角度やズームを操作して撮影範囲の広いものを組み合わせましょう。
なお、防犯対策をさらに強化したいのであれば、証拠映像として人影が撮影できる固定カメラと、不審者の見た目や車のナンバープレートなど、人物の特定がしやすい高画質防犯カメラの組み合わせがおすすめです。
zz防犯カメラの形状・タイプは、大きく分けて以下の3つに分類されます。それぞれ特徴やメリットデメリットがあるので、設置場所や設置台数に合わせて選びましょう。
BOX型やバレット型といった防犯カメラは、おもに店舗や屋外での防犯で利用されます。防犯カメラとして存在感を放つので犯罪の抑止効果がある反面、撮影方向がわかりやすく死角が発生しやすいというデメリットも。
設置後はケーブルがさほど目立たないため、見栄えを気にする方にもおすすめです。
撮影角度は基本的に一方向なため、広い範囲を撮影するためには複数台の設置が好ましいですが、広角撮影やズーム機能がある製品を選べば一台でも十分な防犯効果が期待できます。
ドーム型の防犯カメラはカメラのレンズが目立ちにくく、天井裏にケーブル類をしまえるため景観をあまり損なうことなく設置できます。
レンズの先がわかりにくいので、どの範囲を撮影しているのか、死角がどこなのか見つけにくく全方位に威嚇効果が期待できるでしょう。
屋内・屋外ともに利用される形状で、最近では工事不要タイプのドーム型防犯カメラも増えています。
水平回転(パン=P)、垂直回転(チルト=T)、拡大・縮小(ズーム=Z)の操作が可能なPTZカメラ。視点操作により多角的に撮影ができ、さまざまな角度から状況を記録しやすいというメリットがあります。
自由に撮影範囲を変更できる一方で、移動させた分の視点は撮影できないというデメリットもあり、固定で同じ範囲を撮影する防犯カメラと合わせて使うと、より防犯効果が高まるでしょう。
一口に「防犯カメラ」と言っても、スペックや種類によって価格はバラバラです。おおまかな価格帯としては、工事が必要な有線防犯カメラは屋内用なら2?5万、防水・防塵機能が搭載されている屋外用の防犯カメラは、3?10万円くらいになります。さらに、録画機とモニターを必要とするタイプの防犯カメラであれば、これらをセットで購入すると20?50万円程度が必要となり、トータルで数十万円ほどかかるケースがほとんどです。
一方、工事不要でWi-Fiやバッテリー内蔵タイプの無線防犯カメラは、2?5万円代の安価な製品もあります。
ただし、工事不要タイプの防犯カメラは、気軽に導入しやすく初期費用が抑えられるというメリットがある反面、接続が悪い・スペックが足りないなどのデメリットも存在します。
オフィスや店舗に設置するのであれば、初期費用や工事の手間はかかりますが安定した有線タイプの防犯カメラ、自宅やペットなどの見守りに使用するのであれば工事不要で安価な無線タイプなど、シチュエーションや用途に応じて防犯カメラを選びましょう。
防犯カメラを購入する前に、以下の機能・スペックをチェックしておくと、比較がしやすくなります。
録音機能がついている防犯カメラであれば、映像だけでなく音声でも証拠の記録が可能です。
屋外での人の声や事故の音、不審な音など、映像に映っていない情報も得られる可能性もあります。
カメラに内蔵されているタイプや、レコーダーで録音するものなどがあります。
夜間撮影は防犯カメラのスペックによって、映像の鮮明さが大きく左右されます。
デイナイト型は赤外線照明で撮影し、通常はカラー撮影を行い夜間になると白黒で映像を記録します。
また、ナイトビジョン対型防犯カメラであれば、暗闇の中でもカラー撮影が可能です。
従業員のいない夜間などの撮影を重視する場合は、夜間撮影の鮮明さは防犯カメラを選ぶうえで必ずチェックしておきたいポイントです。
カメラはレンズの種類によって撮影できる映像に違いがあり、広角レンズであれば通常のカメラよりも広い範囲を撮影できます。広角撮影レンジであれば一つのカメラでも広範囲を撮影できるため、1台のみの設置で全体的に撮影したい場合におすすめ。また、広い範囲を広角撮影レンズで撮影し、狭い部分は高画質の録音機能つきを選ぶなど、複数台置く場合にもぴったりです。
カメラの記録映像は、画素数やフレームレート(fps)が映像の鮮明さやなめらかさを左右します。
フレームレート(fps)は1秒間あたりの静止画のコマ数のこと。数が多いほど映像がなめらかになります。
動画は複数の静止画を繋ぎ合わせて動く映像を作っているため、1秒当たりの枚数が多ければ滑らかな動画になり、枚数が少なければカクカクとした動きの動画になるのです。さらに、防犯カメラで撮影した映像の画質は、静止画あたりの解像度(画素数)がどれだけ多いかによって決まります。
画素数が低い(少ない)カメラで撮影した映像は、どうしても荒い見た目となってしまい、せっかく撮影しているのにもかかわらず不審者の顔や車のナンバーが判別しにくくなってしまうので、できれば極端に解像度が低い防犯カメラは避けましょう。フレームレート(fps)と解像度(画素数)の2点の数値が高いほど、鮮明な映像を記録できるため、万が一に備えてより詳細な記録映像を撮りたい場合は、これらのスペックが高いカメラがおすすめです。ただし、映像が高画質になるほど録画に必要な容量も大きくなるため、レコーダーの容量や保存の方式を確認したうえで防犯カメラを選びましょう。
防犯カメラの録画データの保存方法や保存場所も、購入前に必ず確認しておきたいポイント。データの保存方法は、大きく分けて2種類あります。
1.クラウド(ネットワーク)で保存
クラウド録画とは、ネットワークカメラ(IPカメラ)で撮影した映像を、インターネットを通じてクラウド上に保存すること。インターネット上のクラウドストレージに保存するため物理的なデバイスを必要とせず、設置場所のスペースが不要な点や、保存デバイスの故障や破壊がされない点がメリットとして挙げられます。デメリットとしては、Wi-Fiなどのインターネット環境を用意する必要があり、主流となっている有線接続タイプは、設置の手間やスペースを確保しなくてはなりません。また、無線タイプであれば電波の範囲にも注意する必要があります。
2.レコーダーで保存
レコーダー保存は、DVR(デジタルビデオレコーダー)やNVR(ネットワークビデオレコーダー)などの物理的な保存デバイスに映像を記録する方式です。レコーダーを設置するスペースの確保と、ネットワーク環境の整備が必要です。また、レコーダーに接続する必要がなく、SDカードをカメラに差し込んで録画するタイプの防犯カメラもありますが、データの保存容量が少ないというデメリットもあります。
屋外に設置する防犯カメラをお探しの場合、雨や風に強い防塵・防水機能は必ずチェックしておきたいポイントです。
電子機器の防水・防塵能力を示す保護等級として「IP規格」というものがあり、IP規格の数値によって防水・防塵の規格が段階別に分かれています。IP表示には二つの数字がついていて、[左側はチリ・ホコリ][右側は水]に対する耐性を段階別に表しているため、屋外に防犯カメラを設置する場合は、IP表示を必ず確認してから購入してください。
保護等級(IP規格)とは?
IP規格とは、IEC規格(IEC60529)で定められている異物と水の浸入に対する保護等級です。
表記が無い場合、または数字が「0」の場合は無保護になり、表記が「X」の場合は、未測定となります。
※IP66以上のカメラであっても設置場所の気候や気圧の変化によって、水分が浸入することがあります。
【注意!】IP66でも完全防水ではありません。
数字 | 保護の程度 | テスト方法 |
---|---|---|
0 | 保護なし | テストなし |
1 | 手の接近からの保護 | 直径50mm以上の固形物体(手など)が内部に侵入しない |
2 | 指の接近からの保護 | 直径12mm以上の固形物体(指など)が内部に侵入しない |
3 | 工具の先端からの保護 | 直径2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入しない |
4 | ワイヤーなどからの保護 | 直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない |
5 | 粉塵からの保護 | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全な動作に支障をきたしたり、安全を損なう程度の量の粉塵が内部に侵入しない |
6 | 完全な防塵構造 | 粉塵の侵入が完全に防護されている |
数字 | 保護の程度 | テスト方法 |
---|---|---|
0 | 水の浸水に対して特に保護されていない | テストなし |
1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより3~5mm/分の水滴、10分 |
2 | 垂直より左右15。以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより15。の範囲3~5mm/分の水滴、10分 |
3 | 垂直より左右60。以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さより60。の範囲10ℓ/分の放水、10分 |
4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | 300~500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分 |
5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・30kpaの噴流火、3分間 |
6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に100ℓ/分・100kpaの噴流火、3分間 |
7 | 規程の圧力、時間で水中に没しても水が浸水しない | 水面下・15cm~1m、30分間 |
8 | 水面下での使用が可能 | メーカーと機器の使用者間の取り決めによる |
防犯カメラのズーム機能は、すでに録画されている映像を拡大するデジタルズームと、カメラの焦点距離を変化させて被写体を拡大させる光学ズームの2つに分類されます。
デジタルズームは、元の映像の一部をコンピュータ処理で引き延ばしているので、大きく引き延ばすほど画素数が減り画像が荒くなります。一方の光学ズームは拡大しても画素数が低下せず鮮明な映像で、文字や人物の顔もしっかり確認できますが、ズーム率が高くなるとカメラやレンズが大きく高価になってしまうので、予算やシチュエーションに合わせて選びましょう。
防犯カメラに被写体にピントを合わせてくれるフォーカス機能がついているかも、チェックしておきたいポイント。
不審者を感知した場合、顔や車のナンバーにピントを合わせられるオートフォーカス機能を搭載した防犯カメラを選べば、人間が実際に監視している時間以外にも自動的にフォーカス機能が作動しピントを合わせてくれます。
常に人が防犯カメラを遠隔で操作して確認するのは、なかなか難しいもの。
そんな時、先述したオートフォーカス機能と同じく、自動で異常を検知してくれる動体検知・人感センサー機能が搭載されている防犯カメラが役に立ちます。
動体検知は、前後の映像の中で大きな変化があった際、映像に何か動きがあると判断します。一方の人感センサーは、赤外線や超音波などで温度を計測して人物や動物を判断します。これらの検知機能を活用すれば、不審な動体を検知した際に従業員や監視員に通知したり、その部分だけ自動録画して他の部分は容量を節約したりといった使い方が可能です。
防犯カメラは、カメラと録画装置をケーブルで配線する「有線防犯カメラ」とデジタル信号を電波で飛ばし、カメラと録画装置の間の配線を無くして工事不要で使用できる「無線防犯カメラ」の2種類に分けられます。
それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、自分にあった防犯カメラを選びましょう。
無線カメラ | 有線カメラ | |
---|---|---|
メリット | 配線工事を必要とせずカメラ・受信機ともに電源をとるだけで簡単に映像を映し出すことができます。 | 無線カメラに比べて安定して鮮明な映像で確認・録画ができます。 |
デメリット | 電波環境により映像が途切れたり全く映らないこともあります。 | カメラからレコーダーまでの配線が必要なため施工の手間がかかります。 |
注意点 | 電波環境は日々変化をします。複数設置の場合カメラを5m以上離します。 | 壁などに通す穴があるか、開けられるかを確認、ケーブル長は各カメラの推奨延長距離以内で設置します。 |
従来の防犯カメラは有線タイプが主流で、防犯カメラを設置するには、工事・配線・レコーダーが必要でした。しかし、ここ最近では、工事不要で設置できる無線タイプの防犯カメラが人気を集めています。
工事不要の屋外用防犯カメラにはおもに3つの種類があり、Wi-Fiで映像データを伝送できるタイプは家庭のWi-Fi環境を利用して、スマホやパソコン、タブレットで録画した映像データを確認できます。
Wi-Fiを利用した防犯カメラは、導入の手間と費用が抑えられるうえにスマホでリアルタイムで映像を確認できる点が大きなメリットですが、Wi-Fi接続が途切れると録画ができません。また、設置前には防犯カメラを設置した場所にきちんとWi-Fiが届くかどうかの確認、届かない場合には中継器などが必要になるケースもあります。
内蔵バッテリータイプの防犯カメラは、充電したバッテリーを使用して起動・録画ができるのが特徴です。
映像の記録メディアはSDカードを利用するため、コンセントコードやケーブルなどが必要なく、カメラが倒れないように固定するだけで設置ができます。しかし、内臓バッテリータイプの防犯カメラは定期的にSDカードやバッテリーを交換する必要があるので、購入前にSDカードの容量を必ず確認しましょう。
トレイルカメラと呼ばれることもある、電池式の防犯カメラ。内蔵バッテリータイプと同じくコンセントなどの電源・コード類が必要なく、工事不要で手軽に設置できる点が大きなメリットです。
しかし、本体にセットした電池が切れた場合には交換が必要となるため、電池が切れると撮影できず、肝心なときに証拠となる映像を残せない可能性があります。
また、最近では太陽光を利用したソーラー電池式の防犯カメラも人気です。
ソーラー電池式の防犯カメラは、太陽光を使用して発電するため電源が不要で電気代カットが期待でき、データは内蔵されたSDカードもしくはWi-Fi環境を利用して保存・確認ができます。しかし、太陽光を利用して動くためどうしても天候によって動作が左右されやすく、工事不要のコンパクトな太陽光パネルでは、思うように録画ができないことも。
ソーラー電池式の防犯カメラは用途や環境によって向き不向きがあるので、購入前に防犯カメラを取り扱う業者によく相談してから購入しましょう。
無線カメラの電波送信距離は、障害物のない見通し環境下で最大200m(製品により異なります)ほど。
木造家屋で利用する場合は10-40m程度です。ただし、コンクリートやヘーベル材等の壁面は、木造家屋に比べ電波を通しにくいため、 電波の届く距離が短くなる場合があります。
また、無線カメラを1階と3階で使用する場合、受信状態が悪くなる場合があります。
高低差がある場合は、アンテナの向きを調整して受信感度が良くなるように調節してください。
1.戸棚やテレビ台の中
見栄えが悪いからといって戸棚やテレビ台の中に無線カメラの受信機を設置すると、電波が遮断され、電波の届く距離が短くなる場合があります。
2.テレビやBluetooth機器などの家電製品の近く
テレビやBluetooth機器が受信機とカメラの近くにあると、電波が干渉し受信できない可能性があります。
防犯カメラは防犯対策として高い効果が期待できますが、初期費用や工事の手間を考えるとなかなか設置に踏み切れない方も多いことでしょう。
さらに、玄関や窓など空き巣や不審者が進入してくる場所は複数あり、そのすべてに防犯カメラを設置して監視するのは手間も費用もかかります。
このような現状から、本物の防犯カメラの代わりにダミーの防犯カメラを設置しているという家庭も少なくありません。
現在のダミー防犯カメラは非常によくできており、一見本物の防犯カメラと変わらないように見えますよね。しかし、何度も犯行を重ねている窃盗犯は、配線の有無や汚れ具合、カメラの角度などをチェックし、「本物の防犯カメラ」と「ダミーの防犯カメラ」を見破る可能性があります。さらに、ダミーの防犯カメラを設置している家やオフィスは、ほとんどの場合本物の防犯カメラやセキュリティシステムを導入していません。つまり、窃盗犯にダミーカメラを設置している家だとバレると”本格的な防犯対策をしていない”と認識され、逆に犯罪リスクが高まる恐れがあるのです。
もちろん、ダミーの防犯カメラがまったく効果がないと言い切るわけではなく、シチュエーションや相手によっては役に立つ可能性もあります。ただ、あくまで本物の防犯カメラに比べると防犯効果は期待できないので、ダミーの防犯カメラを設置する際は、本物の防犯カメラも一緒に設置するなどの工夫を施しましょう。
ダミーの防犯カメラより安価かつ気軽に取り入れられる防犯対策として、「防犯カメラ作動中」「監視カメラ作動中」などのステッカーを貼ろうか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
もともと防犯カメラ作動中のステッカーは、防犯カメラの設置場所に貼っておくことで、現場に出入りする業者や近隣住民に対して防犯カメラの設置目的を明示し、クレームやトラブルの予防のために使われていました。しかし最近では、防犯カメラの設置を明示して警告し、現場への不法侵入や盗難などの被害を未然に防ぐための対策として使われることが多いようです。
ダミーの防犯カメラ同様、ただステッカーを貼っているだけだと気づかれてしまうと十分な防犯効果はありませんが、目につきやすいデザインを選べば多少の威嚇効果は期待できるでしょう。
「防犯カメラ作動中」のステッカーは300~500円程度で買えるため、一人ぐらしの賃貸アパート・マンションで費用的にも状況的にも防犯カメラを設置できないのであれば、貼らないよりは安心できるかもしれません。
しかし、オフィス・店舗・自宅などの場合、防犯カメラ作動中のステッカーを貼るだけだと防犯対策としては不十分なので、本物の防犯カメラを設置することをおすすめします。
太陽が照っている日中よりも、暗くなる夜間の方が目撃される可能性が低いため、泥棒や不審者の発生が多くなるといわれています。人間の目でモノを見ることができない夜間であっても、赤外線LED搭載が搭載されたデイナイト型防犯カメラであれば、鮮明に映像を記録可能です。
カメラ使用時に周囲が暗くなると照度センサーが働き、内臓された赤外線LEDか照射される赤外線を利用して映像を映します。
撮影できる距離は内臓されたLEDの強さによって様々ですが、当店おすすめのオルタプラスのカメラは、約2-15mくらいの範囲でラインナップしています。
[赤外線撮影のご注意]
赤外線撮影時の映像は、白黒映像で記録されます。なお、 赤外線撮影の周囲の環境によって撮影距離や映像品質が変化するので、注意しましょう。太陽光の中にも赤外線が含まれており、直射日光の強いときや赤外線を反射しやすい素材を撮影した場合は 昼間のカラー映像の状態でも色が変わって見える場合があります。
防犯カメラは工事が必要な有線タイプ、工事不要な無線タイプのほか、録画データの保存方法やカメラの形状などさまざまな種類が存在します。
さらに、屋内・屋外の設置場所、設置台数、設置する場所によっておすすめの防犯カメラは異なるため、一人では選びきれないという方も多いはず。
そんなときは、電材堂をはじめとした防犯カメラの販売業者に相談してみましょう。
「どの防犯カメラを選べばいいかわからない」
「いくつか候補はあるけど決められない」
「予算内でおすすめの防犯カメラをピックアップしてほしい」
などのお悩みに真摯に答え、防犯カメラ選びをサポートします。
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