国土交通大臣認定取得
建築基準法にて要求されている1時間耐火性能基準に合格しています。
配管・ケーブル、多本数の同時貫通か可能
冷媒・給排水・電気といった「多用途」・「多品種」・「多系統」の配管およびケーブルの同時貫通が可能です。従来個々に壁面開口や貫通部処理を行っていたものが、ーつの開口部で処理できるため工数低減につながります。貫通材の数に合わせて金具の連結が可能です。
一括施工管理
「多業種」の区画貫通処理を一括施工管理ができます。
将来配管スペースの確保
配管未貫通箇所も、パテ埋めのみで「将来配管スペース」として確保できます。※ 1箇所以上は配管する必要があります。
貫通可能配管例
●冷媒用被覆銅管ø44.45mm (保温厚20mm)
●排水用VP管50A (片壁を除く)
●ケーブルCVT250mm2
●給水用架橋ポリエチレン管/ポリプテン管30A
各種「壁」に対応
通常のコンクリート壁やALC壁はもちろん、中空壁、片壁といった「乾式壁にも対応」できます。
さまさまな取り付けか可能
施工現状に応じて下図のような「さまざまな取り付け」が可能です。
給水・給湯・空調・電力・排水用
コードNo. | 型番 | 標準単価 | 梱包 |
---|---|---|---|
63433 | IRMB-3 | 17,600円 | 1 |
■セット明細
記号 | 部品名 | 数量 |
---|---|---|
金具本体 | ||
(A) | 本体A | 2 |
(B) | 本体A (工ンド部分) | 1 |
(C) | 本体B | 3 |
(D) | スペーサー | 1 |
(E) | 補強板(1組=2枚) | 2 |
皿頭小ねじ(M4×10) | 6 | |
コンクリートビス(M4×38) | 14 | |
MBパテ(40×65×135) | 6 | |
取扱説明書 | 1 |
コードNo. | 型番 | 標準単価 | 梱包 |
---|---|---|---|
63430 | IRMB-T | 6,050円 | 8 |
■セット明細
記号 | 部品名 | 数量 |
---|---|---|
金具本体 | ||
(A) | 本体A | 1 |
(B) | 本体B | 1 |
(C) | 補強板(1組=2枚) | 1 |
皿頭小ねじ(M4×10) | 2 | |
コンクリートビス(M4×38) | 4 | |
MBパテ(40×65×135) | 2 | |
連結手順書 | 1 |
金具の連結について
●金具の連結は、RC・ALC・中空壁の場合:最大8連結、片壁(Sウォール*など)の場合:最大6連結までです。
●4個以上の連結は、「3個用」に「追加用」を連結して使用してください。
●「3個用」を2連結して6個にして使用することはできません。
●連結方法の詳細はIRMB-Tの取扱説明書を確認してください。
注意●認定書を熟読のうえ、施工してくたさい。
●認定書に記載の開口穴寸法、占積率を共に満たすことを確認してください。
●厚さ100mm以上の中空壁・ALC壁・RC壁および厚さ42mm以上の片壁(Sウォール※など)に適用されます。
●屋外で使用の場合は、紫外線、雨水などが当たらないように処置を施してください。
●作業時は、作業手袋などを着用してください。
●区画貫通部で配管などが動かないように近傍でしつかりと固定してください。
不十分な場合はバテにすき間が生じたり、パテが落下するおそれがあり、耐火性能が発揮できません。
●区画の壁の材質によっては、パテに含まれる油分が染み出すおそれがありますので注意してください。
●架橋ポリエチレン管およびポリブテン管に使用の場合は、管と熱膨張性耐熱シール材(MB/パテ)が直接触れないように被覆してください。
●ケーブル防災設備協議会の工法表示ラベルは、ケーブル貫通専用として使用された場合のみ発行します。ケーブルと配管類の混在の場合は対象外となります。
■適用範囲概要
(単位:mm )
配管種類 | RC・ALC・中空壁 | 片壁(Sウォール※など) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
壁 厚さ | 100以上 | 42以上 | ||||||
形状 | 矩形(丸穴は認定外です) | |||||||
開口寸法 | 1090×143.2以下 | 831×143.2以下 | ||||||
開口面積に対する配管などの総断面積 | 30.4%以下 | 31.5%以下 | ||||||
占積率※1 | 金具1個あたり(133×130mm)に対する給水系・冷媒系の総断面積※2 | 43.2%以下 | 43.2%以下 | |||||
金具1個あたり(133×130mm)に対する排水系のみの総断面積※2 | 27.4%以下 | - | ||||||
金具1個あたり(133×130mm)に対するケーブル系の総断面積※2 | 22.1%以下 | 22.1%以下 | ||||||
金具最大連結数 | 8 | 6 | ||||||
配管/配線種類 | 最大配管サイズ | 最大配管サイス | ||||||
系 統 |
給水系 | 架橋ポリエチレン管(被覆なし) | 30A | 30A | ||||
ポリプテン管(被覆なし) | 30A | 30A | ||||||
さや管 | 外径42 | 外径42 | ||||||
挿入管 | 架橋ポリエチレン管 | 20A | 20A | |||||
ポリプテン管 | 20A | 20A | ||||||
被覆架橋ポリエチレン管 | 25A (被覆厚10) | 25A (被覆厚10) | ||||||
被覆ポリプテン管 | 25A (被覆厚10) | 25A (被覆厚10) | ||||||
被覆銅管・被覆鋼管 | 外径44.45 (被覆厚20) | 外径44.45 (被覆厚20) | ||||||
冷媒系 | ケーブル | 38mm2/本(導体断面積) | 38mm2/本(導体断面積) | |||||
ケーブル系 | 合成樹脂製可とう電線管 | 外径48 /JlSC8411 (CD管・PF管) | 外径48/JlSC8411 (CD管・PF管) | |||||
総導体断面積 | 2.113mm2 | 2.113mm2 | ||||||
最大導体断面積 | 250mm2(CVT) | 250mm2(CVT) | ||||||
排水系 | 塩化ビニル管(VP・HT) | 50A /外径60 ( JSK6741、JSK6742、JISK6776) |
- | |||||
付記 | 中空壁の場合は鋼製または壁を構成する壁材と同等材料による開口補強材を設けること | 鋼製(厚さ0.8以上)により開口補強材を設けること |
※1占積率は「開口面積に対する配管などの総断面積」と「金具1個あたりに対する配管などの総断面積」の両方を満足する必要があります。
※2「給水系」、「冷媒系」、「排水系」、「ケーブル系」の配管/配線の種類は、同表下欄を参照してください。また、金具1個に対し、各系統ごとに貫通させてください。
※「Sウォール」は吉野石膏株式会社の商標です。